作:レオ=レオニ
訳:谷川俊太郎
この作品の著者レオ=レオニさんは
『スイミー』『フレデリック-ちょっとかわったのねずみのおはなし』などの
絵本の著者として有名ですが、
もともとはデザイナーで、その後はアートディレクターとして
活躍された方です。
絵本を描き始めたきっかけは、お孫さんのためだそう。
そんなデザイナーとしてのレオ=レオニさんが詰まった作品が
この『はまべにはいしがいっぱい』です。
他の作品とは違って、この絵本は鉛筆で描かれた
シンプルな絵本です。
ことばもとても少ない。
だけど、細部にまでごだわって描かれているので、
思わず見入ってしまいます。
前回ご紹介した絵本も芸術的感性を育てるための絵本でしたが、
この絵本もまた、豊かな感性が育つ奥深さがあります。
“はまべにはいしがいっぱい”
ということばから始まるこのおはなしを読んで感じるのは、
身近にあるものすべてが物語の題材に
成り得るんだなということ。
子どもと一緒に身近にある物や景色をじっくりと見る。
それだけでも新しい発見がたくさんあると思いますよ(^^)
少し大きくなってきたら、それを絵に描いてみようと
促してみると、私たち大人では想像もつかないような
独創的な絵を描いてくれますよ♪
特別なことがなくても、
子どもにとっては毎日新しいことばかり☆
一緒に楽しい毎日を描けるといいですね♪
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