絵本の大切さ

2013年10月24日 09:46

今日は絵本の大切さについてお話しします。

子どもたちが育つなかで、絵本はいろんな面で

活躍するとても大切なツールです。

絵本を通して、社会生活を学んだり、躾にもつながります。

また、ことばを育てることにもとても役に立ちます。

今日は『ことば』に焦点を当ててお話しします。

 

ことばというのは、自分たちもそうであったように、

おかあさん、おとうさんをはじめとする周りの大人たちの

語りかけによって、自然と育っていきます。

子どもたちは繰り返しの語りかけのなかから『音節』を掴み、

やがてことばをひとつひとつ捕らえて理解します。

そして発語、となるわけですが、その流れのなかで子どもたちの

頭のなかを支えているのは、

 

①意味も音も理解していることば

②意味はわからないが、音だけがわかることば

 

の2つになっています。

特に、②の意味はわからないが、音だけがわかることばというのは

子どもの表現力に大きく影響します。

たとえば3歳ぐらいになれば、ある程度こちらの話すことを

理解し、会話することができるようになります。

特に女の子はもっと早くから話せる子どもも珍しくありません。

ですが、その子どもたちが理解して使用している語彙数は

たった900語程度です。

つまり、900語もあれば簡単な会話は可能ということになります。

ですが、音だけを理解していることばというのは、

実は1歳になるまでに、1000語ほど蓄積されると言われ、そのうちの

何割かが既に意味も理解していることば、ということになります。

つまり、②の分母数を大きくすればするほど、分子である

『使えることば』の幅が広がっていく、ということなのです。

 

そこで、絵本が登場します。

最近では、さまざまな教育誌などで、『多読』が

うたわれていますが、できるだけたくさんの絵本に触れさせて

あげることが大切です。

目安としては、1日に20~30冊。

これは同じ絵本を毎日繰り返して読んでも効果があります。

会話では出てこないことばを学び、まだ出会ったことのない

『外の世界』の疑似体験にもなります。

 

読み方のポイントとしては、おかあさん、おとうさんが

『楽しそうに』 読むということです。

子どもたちの興味は周りの大人たちが楽しそうに

していることにあります。

ですので『あ~30冊読まなきゃ・・・;;』ではなく

新しい本に出会う喜びをおかあさんたちが感じることが、

子どもを絵本好きに育て、子どものことばの成長に

つながっていきます。

 

子どもたちと一緒におかあさんや周りのおとなたちが

たくさんの絵本に触れ、ことばが育っていく過程を

楽しんでいくことが理想ですね(^^)v

 

 

 

—————

戻る


お問い合わせ先

管理人★ちょこ

管理人のちょこでございます。
ちょこはイタリアの方に自己紹介
したときに
『ちょこみたいな名前だね』
と言われたところからきております。


ご意見、ご質問はこちらへ★↓↓↓