絵と文:松原里恵
出版:ジー・シー・プレス
この本は、こころのつながりを大切にした温かい作品で、
物語というよりはメッセージという表現が的確な一作です。
『あなた』という2人称に向けて書かれていて、
読むときの心境や状況によって
パートナー、家族、友だち…いろいろな相手に置き換えて
考えられるようになっています。
これまでに『伝えることの大切さ』を、さまざまな絵本を通して
お話ししてきましたが、今回のこの作品もまた、目に見えない
絆を感じて、それを相手に『ありがとう』と伝えることの必要性を
感じられる作品です。
最終ページのこのフレーズを初めて見たとき、私はこころの
もやもやが晴れていく気がしました。
思いどおりにならなくてつらくなったとき、
大好きな人と意見が食い違って折り合いがつかないとき、
自分はダメだと悲観的になるとき、
この『ありのままの自分を受け入れる』という優しさを
思い出して相手に接してみると、ことの外悩んでいたことが単純で
あったことに気付くと思います。
ありのままを受け入れてもらえると、人はその人のありのままを
受け入れようと、自然と行動するようになります。
まずはあなたから、人を受け入れることを始めて見ると、
今 見えている世界が180度変わるかもしれません。
なんだか…新しい宗教みたいになっちゃいましたね。笑
この絵本は、帯にも書いてあるように
『Book Card For You-あなたの気持ちを絵本で伝える』
ツールとしても活用できて、表紙をめくるとお名前を書くところまで
あるんです(^^)v
ちょっとしたプレゼントにも最適なので、ぜひ読んでみてください☆
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