これまでにご紹介した絵本たちですが、
肝心の作者名などをきちんと記述してなかったので、
まとめて書きます★
by David Shannon
by HANS WILHELM
by Leo Lionni
by PAMELA CONN BEALL AND SUSAN HAGEN NIPP
文:レイフ・クリスチャンソン
訳:にもんじまさあき
絵:ルイス・サンティアゴ
出版:岩崎書店
それぞれの画像をクリックすると、私が以前書いた記事に飛べますので
ぜひぜひご覧ください(^^)V
これからもどんどん絵本に関する情報を発信していきますので、
よろしくお願いいたします♪
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この本はシリーズになっていて、私が以前勤めていた教室では、
子どもたちの記憶力向上の取り組みの一環として、暗唱用に
『あなたへ』シリーズを入れていました。
子どもたちが読んでいたのは
『うれしい』や『しあわせ』『たいせつなあなた』などですが、
私は個人的にこの『だいすきなあなたへ』が大好きです。
内容はどちらかというと、大人向け、というか
『おとなが忘れていること』を
思い出させてくれる作品です。
レイフ・クリフチャンソンさんの作品は『共生』の大切さを
教えてくれるものばかりで、この本は特に
こころとことばのつながりを感じさせてくれます。
ほんとうに大切なことは、案外身近にあって、
それでいてなかなか気付かないものなんだなぁと
感じる一作です♪
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今日は絵本の大切さについてお話しします。
子どもたちが育つなかで、絵本はいろんな面で
活躍するとても大切なツールです。
絵本を通して、社会生活を学んだり、躾にもつながります。
また、ことばを育てることにもとても役に立ちます。
今日は『ことば』に焦点を当ててお話しします。
ことばというのは、自分たちもそうであったように、
おかあさん、おとうさんをはじめとする周りの大人たちの
語りかけによって、自然と育っていきます。
子どもたちは繰り返しの語りかけのなかから『音節』を掴み、
やがてことばをひとつひとつ捕らえて理解します。
そして発語、となるわけですが、その流れのなかで子どもたちの
頭のなかを支えているのは、
①意味も音も理解していることば
②意味はわからないが、音だけがわかることば
の2つになっています。
特に、②の意味はわからないが、音だけがわかることばというのは
子どもの表現力に大きく影響します。
たとえば3歳ぐらいになれば、ある程度こちらの話すことを
理解し、会話することができるようになります。
特に女の子はもっと早くから話せる子どもも珍しくありません。
ですが、その子どもたちが理解して使用している語彙数は
たった900語程度です。
つまり、900語もあれば簡単な会話は可能ということになります。
ですが、音だけを理解していることばというのは、
実は1歳になるまでに、1000語ほど蓄積されると言われ、そのうちの
何割かが既に意味も理解していることば、ということになります。
つまり、②の分母数を大きくすればするほど、分子である
『使えることば』の幅が広がっていく、ということなのです。
そこで、絵本が登場します。
最近では、さまざまな教育誌などで、『多読』が
うたわれていますが、できるだけたくさんの絵本に触れさせて
あげることが大切です。
目安としては、1日に20~30冊。
これは同じ絵本を毎日繰り返して読んでも効果があります。
会話では出てこないことばを学び、まだ出会ったことのない
『外の世界』の疑似体験にもなります。
読み方のポイントとしては、おかあさん、おとうさんが
『楽しそうに』 読むということです。
子どもたちの興味は周りの大人たちが楽しそうに
していることにあります。
ですので『あ~30冊読まなきゃ・・・;;』ではなく
新しい本に出会う喜びをおかあさんたちが感じることが、
子どもを絵本好きに育て、子どものことばの成長に
つながっていきます。
子どもたちと一緒におかあさんや周りのおとなたちが
たくさんの絵本に触れ、ことばが育っていく過程を
楽しんでいくことが理想ですね(^^)v
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もうすぐハロウィンですね(^^)♪
ということで、今日はハロウィンパーティーを盛り上げる
BGMのCDのご紹介♪
WeeSingシリーズです★
画像に載せているのは
『WeeSing-Children's Songs and Fingerplays』で、
手遊びがたくさん入っています♪
手遊びの手順も書いてあるので、自分でアレンジしたり
しながら子どもたちとのアクティビティにも使えます♪
(CDに冊子が付いています♪)
私が勤めていた幼児教室のハロウィンパーティーでは、
このシリーズのHalloweenバージョンをBGMとして
使ったり、アクティビティとして、子どもたちと
おばけになったり、モンスターになったりして遊びました★
定番ソングもハロウィンの歌詞になっていたり、
ちょっぴりこわ~あい音の感じになっているので、
とっっってもオススメです♪
国際文化に触れるいい機会なので、
ちなみにクリスマスバージョンもあるので、一緒に手に
入れておく価値アリです★
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この絵本は、出会った頃から、私がいつか本当に大切だと思う人が
現れたら、プレゼントしようと思っていた絵本でした。
じぶんだけのいろを探して旅をするカメレオンが、本当のともだちを
見つけるストーリーですが、じぶんを探すカメレオンの葛藤も、
ともだちとの出会いも、人間関係につながっていて、
『共に歩く』ことの大切さを感じる1冊です。
英語の絵本としては、色鮮やかで、色の種類がたくさん
出てくるので、ストーリーだけでなく、視覚的にも
オススメです♪
小学校の国語にも出てくる『スイミー』の作者、レオ=レオニーさんの
この作品ですが、他のレオ=レオニーさんの作品も
素敵なものがたくさんあるので、ぜひいろいろと読んでみてください♪
ちなみに私は、レオ=レオニーさんの原画展に行ってしまうほどの
ファンでございます(^^)♪
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私がこの絵本に出会ったのも専門学校時代でした。
(バイト代で毎月洋書絵本1冊を買うというのが私のご褒美と
していましたので…)
私は動物を飼ったこともありませんし、この本は英語の文章が長く
だらだらと書かれておらず、淡いタッチのイラストと、簡潔なことばながら
奥深いというところが気に入って購入しました。
読んでみると、主人公と愛犬Elfieの物語ですが、これって、人間関係に
つながるなぁと思ったのです。
前回の『No!David!』をご紹介した際にもお話しましたが、こころを相手に
伝えるということは本当に大切なことです。
主人公は毎晩Elfieに【I'll Always Love You】と伝えます。
主人公がElfieに想いを伝えるシーンでの表情も、主人公だけでなく
Elfieの表情もよく描かれています。
直接的に
『生き物を大切にしましょう』
『犬も猫も人間もみんな同じ生き物なんだよ』と
メッセージを放つような、『意識的に』動物愛護を謳うようなものが私は
昔から好きではありません。
うまくは言えませんが『守ってあげてる』みたいな、基本上下関係のもとに
あるような気がしてたのです。
(まぁ、これも一種の偏見と言われてしまえばそうなのですが…)
ですので、動物ドキュメントとか、基本的には苦手なほうだと思います。
(感情移入が難しいです…)
ですが、この本では、Elfieは『飼われている』というわけではなく、
『家族』なのです。
数ヶ月前、いとこ宅にいたワンちゃんが亡くなりました。
彼女がいなくなって、静か過ぎるおうちには冷たい空気が流れて、
いとこは数日間夜も眠れず、食事もできないような状態でした。
私も数ヶ月に1度会うくらいでしたが、しっぽを振って擦り寄ってくる
姿なんかは本当に愛らしくて、フローリングを歩けばぺたぺたと足音が
するのですら可愛らしい彼女がいなくなったと思うと、なんだかぽっかり
こころに穴が開いたようでした。
そのとき、この本のこのページをふと思い出したんです。
『家族』だから、いなくなったら次、なんてことは無いんですよね。
寂しさを紛らせるために、新しい家族を迎えるのもひとつかもしれませんが、
『家族』として過ごした時間を、大切に、振り返ることも、ものすごく
大切なことなんだと、絵本を通して感じました。
絵本から気づくこと、学ぶことはたくさんあるんだと感じています。
いい絵本と共に、こころ豊かな子どもたちが育っていくように、
私もお手伝いができればなぁと、思っている次第です。
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私が絵本の勉強を始めた頃に、初めて自分で買った絵本です。
まず、絵が可愛い♪という一目惚れ。
パラパラと内容を見ると、No!David!ってひたすら怒られてるんですよね。
その姿がまたかわいらしくて愛らしい。
(実際に我が子がこれだけのやんちゃさんになることを想像すると、
お母様は見ていられないかもしれませんが・・・;;
ちなみに私の母は弟を思い出したと言っていました。笑)
私がこの絵本の特にお気に入りなところは、最後のページ。
いつもいたずらばっかり、怒られてばっかりのDavid少年ですが、それでも
お母さんは彼を大好きだよ、と抱きしめます。
ありのままを受け入れるということ-
したことへの注意は躾として大切ですが、子ども自身を否定せず、
叱ったあとはしっかりと抱きしめて 『大好きだよ』 と伝える。
これって、当たり前なんですが、なかなか難しいですよね。
日本人にとって、愛を伝えることってなんだか照れくさかったり、
言わなくても伝わるという風潮があったりしますが、
伝えることはほんとに大事!!!
それを再認識させてくれる絵本です(*^^*)
英語教育の観点としては、英語の先生として子どもたちに読み聞かせも
しましたが、子どもたちには大ウケ♪
ことばも短いので、フレーズで頭に入ってくるのでいい入力になります。
何回か読むと一緒になって『No!David!』って言ってくれるようになるので、
読み聞かせる側としては、子どもを惹きつけるいいきっかけになります☆
ハードカバーもペーパーブックもどちらもありますので、用途に合わせて
ゲットしてください♪
CALDECOTT HONORも受賞しているこの作品、
『David Goes To School』や
『David Gets In Trouble』など、シリーズになっています。
そちらはまた次回ご紹介します♪
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はじめまして。ちょこと申します。
これから絵本や絵本から飛び出した商品など、いろいろと紹介できればなあと思っております。
よろしくお願いいたします。
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